ふだんきもの杏

*こちらの記事は改訂版です。内容はほぼ同じですが、一部変更しています。

 以前の記事は下の方に残してあります。

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ぽっちゃり着物女子の夏の悩みのひとつ。

それはおまたの汗で太ももがペタペタとくっつくこと!

わかる人にしかわからない悩みです。

 

それを解消してくれるアイテムがステテコ。

最近のステテコはさらりとしてとっても有能。

 

でも、ステテコってゆる~としていて、股上が深いので、

普通に腰で穿いても太もものペタペタは解消されないんですよね。

(このステテコ、ワイドタイプなのでデカパンみたいですw)

 

そこでステテコを改良して、股上の浅いステテコにする方法をご紹介。

 

ポケットがないステテコであれば、穿き口を詰めるだけで良いです。

でも最近のステテコは、横にポケットが付いていたりするので、一度これを閉じないと

ゴムを通すときに突っかかるので、そこの解説からスタートです!

 

★ステテコの選び方のポイント★

綿素材が吸汗性があっていいと思われがちですが、足さばきが悪くなる場合があります。

特に、浴衣の下に直接綿ステテコを穿くと歩きにくいです。

ポリエステル素材でも、ステテコとして販売されているものはある程度

吸汗性に優れていると思うので、素材よりも手触りで選ぶことをお勧めします。

以前に買った綿のステテコはハリがあってかさばって、良くなかったことがあります。

手触りが滑らかなものは足さばきが良いのでお勧めです。

こいけはユニクロのリラコを愛用しています。綿とポリの2種類があります。

 

股上の寸法を決め裁断します

 

ステテコを穿いて、どれだけ詰めれば良いか確認します。

私はおまたギリギリまで上げてから、ウエストゴムをくるくると巻いてみました。

着物を着た時に、トイレに支障が出ない長さ。腰紐よりも下にウエストゴムが来るように。

今回のステテコでは、4巻きしてちょうどいい長さだと思いました。

ウエスト部分は、2巻きするので、2巻き分をカットします。

つまり、ゴム部分を一回折り返して、ウエストラインに合わせて着るとちょうど2巻き分。

 

穿いてみて3巻きでちょうど良かったら、折り返さずにゴム部分だけを切り落とす感じです。

 

私はこの方がテキトウで楽なので、ざっくりとやっていますが、

よくわからない方、不安な方、ちゃんとしたい方は何センチがいいのか決めて

裁断してください。

 

脇で切り込みを入れたら、前と後ろそれぞれ一枚ずつ切ってくださいね。

 

切れました。見ての通りギッザギッザ。でも大丈夫。中に折り返しますから。

 

 

 

ポケットが付いている場合は綴じます

 

このステテコはポケットが付いていて、このまま穿き口を作ると

突っかかったりモコモコするので、あらかじめ綴じておきます。

 

まずは、裏返して、ポケットと身頃を綺麗に重ねてマチ針で留めます。

 

 

そして、ポケットの5cm下くらいから上に向かって縫います。

★縫い始めは、脇の縫い目の外側から。

 少しずつ斜めに内側に入っていくように縫います。

★縫いしろの幅は1~1.5cmぐらい。

 脇の厚みのあるところを避けて縫っていきます。

 縫いしろの中に厚みが収まっているイメージ。

 

不要なポケット部分を切り落とします。

 

ポケットの裁断部分を身頃に縫い付けます。

★上の身頃生地だけに縫い付けるように気を付けてください。

 

身頃を広げます。

脇の縫いしろ(ロックミシンがかかっているところ)を

ポケットとは反対側に縫い付けます。

ここは、7~8cmくらい縫えば良いです。

 

表に返すとこんな感じ。

 

左右のポケットを綴じたら次の工程へ!

 

 

穿き口を作りゴムを通します

改めて裏に返して、身頃の中心の穿き口を2巻き(三つ折りと言います)してマチ針で留めます。

★この時通すゴムの幅よりも広くなるように注意してください。

 2.5cm幅のゴムなら3cmくらいの幅になるように。

次に脇も同様にしてマチ針で留めます。

中心で留めたところと脇で留めたところをピーンと張ります。

そうすると自然に三つ折りになっていきます。

あいだ間にマチ針を留めていきます。

続けて脇から中心、中心から脇、脇から中心へとぐるっと一瞬マチ針を留めます。

 

ぐるっと一周縫っていきます。

★ゴムを入れる場所を少し開けておきます。

 

★こいけはこの後、義母にミシンで縫ってもらいました。

手縫いの場合は、2本取りで、2周、しっかりと縫った方がいいです。

 

ゴムを通してから残りを塞ぎます。

 

これで、完成です。

 

 

なかなか文章で説明するのが難しい部分もあるので、

やってみたいけどよくわからないという方は、直接お教えすることもできます。

ぜひお問合せ下さいね。

 

 

 

 

 

以下は、以前に掲載したものです。

ステテコを改良するに至った経緯なども記載しています。

内容はほとんど同じですが、今から思えば不要な作業もあります。

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ぽっちゃり着物女子の大きな悩みのひとつ。

 

それは暑い時期の「下半身の汗」です。

 

太ももの内側が汗で引っ付いてしまうんですよね~~(´▽`:)

わかる人にしかわからない!(笑)

 

 

そこで私は3分丈インナーみたいなものを買ったんです。

ガードルみたいな形のインナーです。

でも、暑い上に股上が深い深い!着物の腰紐より上になってしまうんですね。

こういうのって股上が浅いもの無いんでしょうか・・・。

 

ステテコは・・・

綿だと裾さばきが悪いし、化繊だと暑そうだし・・・

なによりこちらも股上が深い!

腰紐の下になるよう腰で浅くはくと、結局太ももが付いちゃうので意味なし。

 

そんなわけで、夏はいつもこのお股の汗との闘いでした。

 

 

先日のきもバスで何となくそんな話になったのですが、ここで優良情報!

 

汗っかき代表、紅若菜さんが、ユ○○ロのステテコ(女子用)がいいよ~~と教えてくれました!

裾さばきも良くなおかつ汗もしっかり取ってくれるとのこと!

 

それを聞いて、かねてより考えていた案を実行することにしました。

 

それは、「股上を浅くするプロジェクト!」

 

通常お股ゆった~~りにはくステテコを、お股ぴちぴちにはいて、

その分深くなった股上をカットして浅くする、というものです。

 

実はずーーっと《股上の浅いステテコ》を探していたのですが、なぜかないんですよね。

 

それなら作っちゃえ~~!!ってなわけで。

 

 

相変わらずのテキトウソーイングで、しかも手縫いでちゃちゃっとやってみました。

前置きが長くなりましたが、解説スタートです★

(生地と同じ色の糸で縫っていますので、わかりにくいかもしれません、ごめんなさい)

 

 

*赤い字で後日追記をしました。これは使用後の感想を踏まえての物です。

 私の感想など、詳しくはこちらの記事でどうぞ。

 

 

 

1

 

 

まずはステテコを用意します。

一応色の薄いもの、ということで

ムーミン柄の物を購入しました。

 

 

 

 

穿いてみましたが,お股の部分が

お股に当たるくらいまで穿くと

やはりお腹をしっかりカバーするほどに。

 

 

 

 

 

 

2

穿いてみたら、どれくらいの長さにしたいか

最終的な仕上がり丈を確認。

 

私は腰を3巻き、ロールしたくらいで

ちょうど良いと感じました。

 

ほら、昔制服のスカートを

短くするために腰で巻いた時みたいに。

 

え?そんなことしてない?

 

 

 

 

 

 

 

 

3巻き、ということで、三つ折りをしたとして

ちょうどゴムの部分が必要ないのでザクザクっとカット。

ゴムでくしゅくしゅしていますが、大胆に思い切って切っていきます。

3 4

 

 

5

 

 

ここで、想定外の出来事!

 

なんとポケットがついている

じゃないですかぁーーーー!!

 

いらない!いらないよポケットは!!!

 

そのまま無視して作ってもいいかもしれませんが

紐を通したりするときに大変そうなので、

外すことにしました。

ポケットがなければとっても簡単なのにな。。。

 

 

 

 

 

 

表布とポケットの内布を縫い合わせてあるところを外します。

(これは製品によってないかもしれません。)

ミシン縫いなので大変ですが、ここは根気で。

あとポケットの開き止まりとかもミシンのげじげじ縫いでしっかりと止まっていますが、

これも外しておきます。後で開くときに邪魔になります。

6   7 (2) ←糸を取った後。

 

内布を広げられるようになったら写真のように引っ張り出して、広げます。

身頃とポケットの縫い目の所でマチ針を留めます。

身頃と内布の縫いしろは両方ともポケット側に倒すように。

8 9

 

脇をチクチクと縫います。元々のミシンの縫い目よりも内側に。

比較的たっぷりしてるので少し狭くしても大丈夫。

そして縫ったら内布を切り離します。このとき縫いしろは十分残して。
補強のため、2本取りで、往復縫いました。

10 11

 

12

 

内布をカットすると、結構たくさんの布が

ごちゃごちゃとあります。

 

内布の縫いしろを外して、見頃の縫いしろだけにして

スッキリとさせたいところですが、

しっかりとミシンで縫われていて、

解れ止めのロックミシンなども解かないと

いけないのでとっても大変です。

 

 

なのでここはそのまま進めることに。

 

 

 

 

 

13

 

 

ゴム紐など通したときにつっかえたら

いやなので、すべての縫いしろをまとめて

一方向に倒し、身頃に縫い付けておきます。

 

だいたい10cm弱位留めておけば良いです。

 

 

これを左右両方やっておきます。

 

 

 

 

 

 

 

14

 

脇のポケットをなくして

綴じることができました。

 

分厚い縫いしろも落ち着いています。

 

 

たぶん、このポケットを外す作業が

一番面倒なところなので、

あとはとっても簡単です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではウエスト部分の処理に入ります!

15 ウエストゴムのラインに沿って

切り外したあとをよく見ると

横一直線ではなく、体にちゃんと沿うように

少し斜めになっています。

 

生地は少し伸びますので、引っ張りながら

表と裏との釣り合いをとりつつ三つ折りして

マチ針を留めます。

 

中央と脇にマチ針を留め、少し引っ張りながら

その間に均等にマチ針を留めていくと良いです。

 

 

マチ針を一周留めたら、後は縫うだけ。普通に並縫いで良いです。

脇など生地が重なって厚い部分はひと針ひと針、丁寧に。

返し縫いなどもしておくと良いですね。

手縫いでしたら、手縫い糸を2本取りで、2周縫っておくと強度はバッチリ。

 

 

縫えました~~!

16   18

 

ゴムを通す場合は内側に、紐を通す場合は表側に通し穴の切込みを入れます。

(私は穴の解れ止めをしないで切りっぱなしにしたので、後から穴をあけました。

 きちんとミシンでボタンホールなどの処理をしたい場合は、

 先にそこの処理をしてからウエストの三つ折りをして縫ってくださいね)

★ゴムを通す場合は穿き口を縫うときに少し残しておいて、ゴムを入れ、

 その後残りを綴じれば穴はいりません。

 

 

 

私はゴムは入れず、元々付いていた紐だけ通して使うことにしました。

元々付いていたゴムはズレ防止で生地にしっかりと縫われていて使えませんでした。

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★和装下着として使うのでしたら

 紐はあまりよくありませんでした。

 ゴムだけで穿ける様にした方が良いです。

 

 詳しくはこちらの後日談の記事で。 

 

 

 

 

 

 

(ちょっと縮尺が違ったのでわかりやすく写真を加工してあります。)
左が完成写真です。元々のゴムの幅で2つ分、浅くなりました。

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私の着用写真は誰も望んでないと思いますので(笑)

素っ裸のあんず姫に試着を。

このトルソーは股が少し低いので胴長みたいになっちゃいました・・・w

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自分でもはいてみましたが、お腹がすっぽり隠れるほどあった股上が

おへその下5cmくらいになって、和装用としてはちょうど良くなりました!

 

汗を吸い取ってくれるかどうかの検証は、また後日に。→後日談はこちら

 

 

 

ぜひ同じお悩みをお持ちの方は、トライしてみてくださいね!

これで暑い日でもスタスタ歩けることでしょう!(笑)