ふだんきもの杏

ぽっちゃりさん向けシリーズ(?)です。

 

私はリサイクルの着物ですと大抵身幅が狭くて足りません…

足りないのですが!そこで諦めたくはありません。

 

少し着付けを工夫することで、結構着られるものなんですよ!

*例のごとく、きっちりと着付けをしたい方には向きません!

 色々許容できる方におススメです。

 

今日はいつもスリムなボディちゃんにもぽっちゃりさんになってもらいました!

身幅の狭い着物を着ると、こんな風に右脇の腰の部分に布が足りなくなります。

写真の紫の線は、上前の褄下線(上前の一番はしっこ)です。

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私は、この右側のハミ出しが、いかにも「ぽっちゃり」でイヤなんです。

なので、上前をもう少しかぶせるように右に引きます。

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左がbefore、右がafterです。

僅かですが、柄の位置が変わったのを確認してください。

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上前をより引っ張るということは、脇線がずれるということです。

(ちょっとわかりにくい着物でごめんなさい)

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この着物、上前と左後ろの柄がつながるよう合わせて仕立てているので、

前から見た画像ですと脇線がわかりにくいのですが、

これだけ脇線がずれていると、前から見えます。

前から見えますが、気にしないことがポイントです。

 

結局右側の腰がハミ出すのがいいか、左の脇線が前に見えるのがいいか、

どっちが許容できるかって話なんですけどね。

私は後者の方が、気にならないので、こうしています。

 

後ろももちろんズレます。

beforeは、背中心を合わせて着付けていますので、

当然、背中心は上半身も下半身も真ん中です。

afterは前身頃を合わせて着付けていますので、下半身の背中心がズレます。

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着付けの方法っていろいろあって、それぞれに長短あると思います。

 

私は(身幅うんぬんの話とは別で、そもそもが)前身頃を合わせる着付けを教わりました。

前身頃を合わせると、背中心はズレます。下半身の背中心はずれても良いと教わりました。

 

背中心を合わせる着付けですと、前身頃がズレます。

 

どちらも着物の前幅後ろ幅がジャストサイズでしたら、

前も後ろもピッタリと合うはずなのですが、

体型が変わったり、誂えでない場合はそうはいきません。

 

どちらを優先して合わせるのかは、個人の感覚だと思います。

 

*「背中心は真ん中でないとダメ」と指摘される方もいるかもしれません。

 そんな時は「大きなお世話です。あなたに迷惑はかけていません」と

 自信を持って突っぱねましょう。

 (私自身言われたことはありませんが)

 

ちなみに、背中心がずれるといっても上半身は真ん中を合わせて着るのでズレることはありません。

これがズレているのはあんまり宜しくないですね。

着物を羽織ったら必ず確認しましょう!

 

最後に右脇です。

ちょっと違いがわかりにくいですが、右の下前の脇線は少し後ろにズレます。

それよりも見ていただきたいのは、紫色の褄下の線です。

しっかりと脇に被さっているのがおわかりでしょうか?

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もともと幅の合わない着物を着ようというのですから、多少の無理はあります。

それでもこの着物が着たいのよ!!!って時にはおススメです。

 

特に脇線や背中心が目立ちにくい縦縞の着物や、賑やかい小紋柄のお着物で

挑戦していただくと良いと思います。私もそうでした。

 

だんだん「幅が狭くても着られる!」と調子に乗って(感覚が麻痺するのか?)

脇線が目立ちそうな着物でも、幅を気にすることなく買い漁るようになったのです!

 

だって脇線がズレているなんて誰も見てませんから♪

 

でも上前の被さりが浅いのは、着ていて自分が気になるんですよね。

手で触れると分かるので。

浅いと、ついつい横に引っ張っちゃうんです。

(無駄なあがきなんですけれど・・・)

 

余裕があれば着る前にアイロンで畳み線を消しておくというのもポイントです。

脇や背中心は畳んだ時に山折になっていますので、

これをアイロンでつぶしておくと目立ちにくくなりますよ!

 

一応合わせ方を記します。

 

①まずは上前の位置を決めます。

 右側の褄下線と、左側の脇線、両方を見ながら妥協しながら位置を決めます。

 

②上前の位置が決まったら下前側に余りの身頃を引きます。

 上前の位置がズレないように固定していて下さいね。

 

③お尻に身頃が触れているのを意識して、見頃がずれないように注意しながら

 上前を開きつつ下前を前に合わせます。

 

④ゆっくりと上前を下前の上に被せます。

 

 

まだ話は続きます。

 

上前重視で身頃をあわせているので、下前の分量が少なくなります。

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そうすると、歩いた時に前が開きやすくなり、襦袢の裾がちらりと覗いてしまうことがあります。

 

これも気にしなければいい話ですが、ひと手間で解消できます。

 

用意するのは手拭い、またはサラシ約1m。

端っこは横糸を多めに抜いておけばそんなに解れることはありません。

気になる方は三つ折りなど処理をしておきます。

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下前の衽を広げて置きます。

手拭いを半分に畳んで、ミミの方を褄下の下に置きます。

*幅をたっぷり足したい場合は畳まなくても良いです。

 

裾から2センチくらい上がったところから置いていくとちょうど衿先の上まで長さがあります。

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マチ針で留めてからテキトウに縫っていきます。

見えないところなので、テキトウで大丈夫です。

 

袷でも、単衣でも同じです。

衿先のところはぐるっと一周四角に縫っておくと安心です。

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こうしておけばしっかりと身頃が巻き込めるので、安心して歩けます。

 

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薄物の時は、透けますので、サラシや薄い色の手拭いを使ってくださいね!

 

 

ここで一句

 

着られぬなら

 

どうにかしよう

 

ふだんきもの

 

字余り。

 

 

なんてね。

 

 

 

*後日この着物着ました♪

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