こんにちは。
今回から少しづつ半幅帯の変わり結びで、私のオリジナルの結びを紹介します。
(特別小技の利いた結び方ではありませんのでもしかしたら
同じプロセスの結び方をされている方がいるかもしれませんが、
基本の結びから色々とアレンジをするという一連の流れを含めて
オリジナルとさせていただきます。)
まずは前提として、こいけ流の半幅帯結びは右巻きとなります。
(一般的な名古屋帯の締め方と逆です)
なぜかというと、半幅帯は前で結んで後ろに回しますね。
その際、着付けが崩れないように、右側に回しますよね。
帯を締める方向と、仕上がってから回す方向が逆だと締めた帯が緩んでしまいます。
ですので、半幅帯(に限らず前結びをする場合)は右巻きをした方が理に適っているのです!
(でも、雑誌などでも結構左巻きで紹介されている事が多いんですよね・・・)
解説は右巻きで進めていきます。
左巻きをされる方は、画像を鏡だと思って見ていただくと良いかもしれません。
右巻きで挑戦される方は、もし自分と画像を見てわかりにくかったら、
自分を鏡に映すと、同じ形になります。
解説画像には左右の表記も入れてありますので、参考にしてください。
まずは基本の結びとなる蝶結びです。この蝶結びから全てが始まります。
・・・といってもただの蝶結びです。
☆解説に入る前に、ご自分の手で約15cmを測れるようにしてください。
基本的にこの手幅で6つ分(約90㎝)を取りますが、多少の調整をするのに
5つにしてみたり、7つにしてみたりと変えるのに役に立ちます。
私は、親指と人差し指でちょうど15cmなのでこれで測っています。
下の写真のように、どのような測り方でも構いません。自然な形で15cmを取れるといいですね。
(無理して広げて15cm、とかだとその都度変わってしまいますので)
前置きが長くなり、ごめんなさい。
**では始めましょう**
半幅帯の片方の端(手先とします。)から手幅で6つ分を測り取り、
そこを体の中心に置いてピンチで留めておきます。手先は左に、長い方を右に。
ベルトで帯板を留めている方は帯板に、そうでない方は胸紐や伊達締めに留めてください。
手先は左上に折り返して、長い方を胴に2周巻きます。
2周巻いてよく締めたら、手先とタレを細くなるよう畳んで、
手先が上になるように交差して結びます。
手先は裏面が見えるように半分に畳むのがやりやすいと思います。
表に畳んでもどちらでも良いです。
身体の真ん中で結びたいので、手先は真ん中で留めていたピンチを外したら
右胸下くらいまで少し抜いておくと良いです。
結び上りは手先が左上、たれが右下になります。
結んだら手先とたれを左右に入れ替えます。(「締め戻し」と言います)
手先が右上、たれが左下になりました。
たれを左側で外側に折り返して羽根を一枚作り、二つ山ひだをとります。
ここでてきとうにがばっと掴むだけですと、仕上がりに影響します。
きちんとひだをきれいに取ってください。
羽根の大きさ(折り返しの長さ)は後で調整できますのでなんとなくで良いですが
半身(真ん中から脇の幅)位を目安にしてください。
手先を上から垂らして被せます。
蝶結びをします。
山ひだを手先でくるんで、その山ひだの後ろ側を通します。
手先は引き抜かず、少し残します。
これがアレンジの基本となる蝶結びです。・・・ただのちょうちょ結びです。
(ちょっとバランスが変ですが、最後に調整します。)
まずはこれをマスターしてください☆
それではここからアレンジスタートです。