ふだんきもの杏

ふだんきもの杏からのお知らせ

発送は月・木曜日に行っております。

(天候不良等により翌日に変更になる場合があります。)


発送方法・料金についてはこちらのページをご覧ください。

 

★発送日カレンダー★

 

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こんにちは

 

先日お出かけの日の着物です。

 

このサイトが立ち上がったこともあり、

パソコン・ネット関係に詳しい友人に色々みてもらいました。

 

ピンクのお気に入りPCバッグ、杏’sりぼんとシンクロしてます☆

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いつも使っていたクッション草履が壊れたので

硬い草履をはいていたらたちまち足の裏が炎症・・・

この暑いのに靴で出かけました。ムラムラです~~(-_-;)

 

100均のストールで作った杏’sりぼん。

このシリーズはテッパンのかわいさで、新しい色を見つけると飛びついてしまいます!

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帯留めはコヤナギアイコさんの「ビールと枝豆」

今年も杏のショップに並びますよ~~

枝豆君の絶妙な表情が笑えますw

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帯は枝垂れ結びです。

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ふだんきもの杏

杏鳥02

 

 

半幅帯や兵児帯をかわいく結んでも、

気が付いたら結びがへな~っとして、落っこちてしまっていることってありませんか?

しかも胸紐やコーリンベルトが背中のところで見えてしまっていたり。

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まず前提として、胴回りの締めが甘い、ということがあります。

 

胴回りのゆるみが結びの重みでどんどん引っ張られるんです。

なので着付けたときは良くても時間がたつとしなしな~ってなっちゃうんですね。

 

帯は緩めが好きなのーという方は仕方ありませんが

そうでない方は、一巻きづつしっかり締めるようにしましょう。

 

帯をしっかり締めていても、完璧ではありません!

 

ここで登場したるは・・・手ぬぐい!

手ぬぐいを、4回畳んで(16分の1)、さらに三つ折に。

これくらいの手のひらサイズになれば、手ぬぐいじゃなくても良いです。

厚めのハンドタオルか、薄めのフェイスタオル(正方形のやつです)でもいいです。

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これを結び目の下に入れます。

(わかりやすいよう別の半幅帯の写真に替えました。)

結び目の下で、胴の部分をぐいっと引くと空間ができます。

帯を結構締めたなーと思っても結構引っ張ると余裕があります。

そこに手ぬぐいを押し込みます。

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帯の上線ぎりぎり位の位置です。入れすぎると意味がありません。

帯締めをする場合はこの枕の下を通るイメージです。

 

そうするとこんなに印象が変わります!(左:before 右:after)

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t02200293_0300040012966239043 手ぬぐい一つで半幅帯や兵児帯をシャキッとふんわりさせる方法!

結びの位置が高く、ふんわりとしました!

これで紐や伊達締めが見えてしまうこともないでしょう。

羽根の長さは一切変えてないですよーー!

手ぬぐいを入れて、結びを持ち上げただけです♪

 

半幅帯の場合は、

さらに結び目に帯揚げを通してしっかり結んでおくとなお良しですーーー

前で結ぶ場合、手が後ろに回るなら、回してから。

手が後ろに回らなくても、前の段階で入れてから、帯と一緒に回せば大丈夫です。

 

ぜひぜひやってみてください!

 

 

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みなさん「美容衿」(うそつき衿と呼んだりもします)ってご存知ですか?

こんなやつです↓(現物が無いので描いてみました)

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衿だけ独立していて、これを使うと襦袢を着ていなくても、

衿があるので着ているように見えるというもの。
市販されています。

 

市販の美容衿は便利ですが、地衿がしっかりしていて結構暑いです。

そこで、手拭い一枚で作れて、とっても涼しい美容衿を考えました。

簡単に作れるので、柄ごとに作ってしまえば、半衿を縫い付ける手間もありません。

 

完成品はこんな感じです。並縫いができる方であれば、作れます!!

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作り方

では説明していきます。

ざっくり適当に作って1時間くらい。

端の始末などきれいに作っても2時間かからないと思います。

ちなみに私はざっくり適当派なので、ご了承くださいませ(^^;)

 

裁断

まずは手拭いを下記のように裁断します。

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①と②の幅は、「差込みの衿芯の幅×2+1cm+縫い代3cm」で計算します。
+1cmは、遊びです。
布を半分に折って縫っていくので、縫い代を片側1.5cmとして、

両側で3cmです。ここは変更しても構いません。
衿芯がカーブしている場合は一番太いところを測ってください。
同じ幅で、①と②を裁断し、残った余りが③です。

②は真ん中で半分にの長さに裁断します。

 

私は、衿芯の幅が5cmだったので、5×2+1+3=14cmの幅で作りました。
生地幅が34cmだったので、14cm幅を2枚切った余りの③が6cmです。

①のミミからきっちり測ってしるしをつけて、裁断してもいいですが、裏技。
5cmくらいの切込みを入れたら、思い切ってびりびりびりーー!!と左右に裂きます。
目の粗い手ぬぐいなら簡単にまっすぐ裂けます。

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こんな風になります。
場合によってはうまく裂けない場合もありますので、初めてやる時は安い手ぬぐいで試してくださいね。

100円のは良く裂けます(笑)

心配な方はしるしをつけてはさみで裁断しましょう~。
大事な手ぬぐいで失敗してもクレームは受け付けませんよ!!!

裁断できました。左から①、②2枚、③です。

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③は衣紋抜きになります。60cmくらいの長さに切っておきます。
切りっ放しが気になる方は、まつるなり、ジグザグミシンなり、

お好きなように処理しておいてください。
ここではそのまま使用します。

 

縫っていきます

①と、②の1枚の片端を中表(表同士をつき合わせた状態)に合わせて、端を縫います。
なるべく細かく、また往復して縫った方がしっかりします。
縫い代はどれくらいでも構いません。だいたいまっすぐに縫いましょう。
チャコで線を引いてもいいです。
(線を引いてないので若干ゆがんでますが、大丈夫。↓)

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縫えたら、開きます。こんな感じになります。

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①のもう一方の端に、②のもう一枚の方を同じように縫います。

するとながーーい、一枚布になります。

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長い布ができたら、中表に、半分に畳んで、縫っていきます。

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左右どちら側から縫っても構いません。
縫い代が1.5cmなので、大体それくらいのところを縫います。
線を引くと失敗は無いですが、余りにも衿幅が細くなりすぎなければ、

線を引かないで縫っても大丈夫です。

 

片方の端から縫っていき、最初のつなぎ目。

つなぎ目は布を割らずにどちらかに倒して縫います。
進行方向に倒す方が縫いやすいですね。

右から左に縫っていますので、縫い代も左に倒してあります。
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そして、つなぎ目を少し過ぎたあたりで、一度留めます。

一針返し縫いをしておくといいですね。
そして10cmほど空けてからまた縫い始めます。
この空いたところは、衿芯を差し込む口になります。
縫い始めたら、あとはもう一方の端まで、全部まっすぐ縫います。

 

こんな風になります。もう一方のつなぎ目も同じように倒します。

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縫えたら端からひっくり返していきます。
内側から外側に返します。

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中に指を入れ、滑らせるようにすると返しやすいです。

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にょろにょろ~と蛇のようになりながらも、頑張って全てを表に返します。

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返したら、手でしごきながら幅を整えます。

アイロンをかけてもいいですが、手でも十分です。

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半分に折って、中心を確認します。

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衿を裏表確認して、どちら側を見せるか決めます。

右側の写真の方がカエルをたくさん見せられそうなので、右側の方にしました。

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表裏が決まったら、写真のように、後ろ側を手前に返します。

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衣紋抜きを縫い付けます

返したら、衿の中央に写真のように③の余り布のせて縫い付けます。
2~3回ほど行ったりきたり、丈夫につけます。
この縫い付けた布は「衣紋(えもん)抜き」と言います。

着た時に、後ろ側(着物が被さる側)になる方に縫っています。

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なるべく反対側(首側)に出ないようにすくって縫います。
(衿をたくさん抜く方は見えますので、注意。あまり抜かない方は気にしなくてもOK)
左は糸が出てませんが、右は見えちゃってますね。

目立たない糸ならそんなに気にしなくてもいいかなー。

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あとは紐を直接縫い付けるか、余り布を縫い付けて紐を通せるようにします。

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空けておいた口から衿芯を差し込んで(ごめんなさい、写真ぼけちゃいました)

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完成です!

アイロンをかけるとよりシャキーーンっとなります。

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完成したら着付けてみましょう。

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見事に見えているカエルが全部逆さまっ(汗)

初めての時は、柄が均等にたくさん入っている手ぬぐいを使うと良いですよ。

 

均等に入っていて、柄の向きなどあまり気にならないものがお勧めです。
慣れてきたら、柄の位置など考慮して作ってみることもできます。

何も考えないで作るとこうなる場合があります。(悪い見本です・・・)

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作った衿は、手ぬぐいの2倍の長さ、約2mあるわけですが

その理由は、着崩れを直すためです。

さきっちょが腰紐の下に出いていれば衿元が緩んでも引っ張ることができるんです。

着付けのとき、少し気を付けてちゃんと下に出るように注意しましょう。

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後ろも。

衿が詰まってきたらくいっと引っ張ってください。

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腰紐をした後、おはしょりを整えると思いますが

この時に中に手を入れて前後の先を腰紐から下に出るよう

必ず確認をしてください。

衿合わせをして胸紐などした後だと、手を入れられません!

 

本当にテキトウに作っちゃっても全然大丈夫なので何本も作っておけば楽ちんです!

ぜひ単衣~夏の暑い時期に使ってみてください!

 

*ウソツキ襦袢などを使わず、肌着+美容衿の上に着物を着ると

 着物の袖口は肌に触れて汚れやすくなりますので、

 マメにチェックしてお手入れしてください。

 襦袢の袖は、着物の袖口を汚さないためにあるものです。

 

→→更に進化した「片身替わり」な美容衿の作り方!

 

《衿周りシリーズ》

 

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半幅帯のアレンジ結びをお教えするレッスンの詳細です。

 

一つの「基本の結び」から色々アレンジして華やかにかわいらしく

半幅帯を楽しめるようになりましょう!

三重紐などの特別な道具は必要ありません。すべて手結びで形を作ります。

(輪ゴムや飾り(身近にあるもの)などを使用する場合があります。)

 

着物にも、浴衣にも使える半幅帯。

アレンジをマスターして半幅帯を楽しみましょう~~(^∀^)/

 

*なるべく長いものをお持ちいただくとアレンジが楽しめますが、

 短くてかわいく結べずに困っている帯や、

 長すぎて持て余している帯などご用意いただくと良いと思います。

 長い帯をお持ちでない場合はレッスン用にご用意しますのでご安心ください。

 

*結んだりひだを取ったりしますので、正絹や綿の硬い帯はアレンジに向きません。

 化繊のいわゆる小袋帯や、浴衣帯、

 綿であれば織りではなく染めで芯を入れて仕立てたものが使いやすいです。

 (綿はシワが残りやすいのであまりお勧めしません)

 

*当レッスンは、受講しただけでたくさんの結びを習得できるものではございません。

 アレンジの足がかりをお教えするレッスンです。

 レッスンの後ご自身で、研究・練習をしていただきませんと

 アレンジできるようにはなりませんのでご理解の上お申し込みくださいませ。

 アレンジに正解はありませんので、自分だけのアレンジ方法を見つけてください!

 

アレンジの一例

すべて「基本の結び」から派生してアレンジしています。

ちょっとずつ違いますが総称して「杏’s(あんず)リボン結び」と呼んでいます。

 

まずは、デモンストレーション映像をご覧ください。

これを見ていただくと、基本形からのアレンジだということが良くわかります。

 

スタンダードなリボン結び

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長さ4mの小袋帯です。標準体型の方でしたらこれくらいの大きなリボン結びになります。

表裏の出し方も自由ですが、リボンの形を意識して表をみせるとかわいいです。

 

まんまるお花結び

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3m60cmくらいの帯でも華やかに!

少し小振りに、お花のように真ん丸に近づけて。

全て表側だけを見せると「一体どうなっているの?」と声を掛けられます(笑)

 

立て矢風

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振袖結びの立て矢のように少し斜めにして。

長い帯で華やかに、短い帯でもカッコよくなります。

 

枝垂れ結び

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垂れ下がるようなフォルムで少し大人っぽく。

ふんわりとした結びで横から見た姿が素敵なんです。

お羽根たくさんモリモリにしても良し、少なめでしっとりさせても良し。

短い帯から長い帯まで羽根の長さを調整すれば自由自在です。

年齢を問わず使える結びです!

 

リボン重ね

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リボン結びにリボンを乗せたリボンリボンな結び。

飾りの付いたヘアゴムや、クリップ式の髪飾り、ブローチなどでワンポイントに。

 

お耳ぴょこん。

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リボン重ねからの派生ですが、猫耳の様にぴょこんと耳が立つリボンの作り方です。

写真は4m40cmの長尺帯です。

 

帯の長さについてはこちらの記事を参考にして下さい。

 

*その他にご用意いただくもの

輪ゴムまたはヘアゴム、帯揚げ、手拭い1枚、着付けクリップ(洗濯ばさみでも)

 

*ご理解ください。

当レッスンは左に手先を置き、右から後ろ、左脇を通って前に巻くいわゆる「右巻き」です。

半幅帯は前で結んだあと後ろに回します。

着物や浴衣が崩れないよう、右回しにて回します。

この時帯を締めた方向が異なりますと、せっかく締めた帯も緩んでしまいます。

そのため、レッスンでは皆さま一律で右巻きでお教えいたします。

結びが理解できれば左右逆になっても結ぶことはできます。

普段左巻きをされている方はご理解の上ご参加ください。

 

レッスンを受けたい方は、こちらのページをご覧いただき

お申し込みをお願いいたします。

 

お友達と一緒でもお2人までならOKです♪

 

半幅帯のアレンジ結びレッスン♪

 

 

 

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ふだんきもの杏ではお客様のお声を募集しています。
詳しくは↓↓↓
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いままでアメーバブログを利用していましたが、

 

もっとたくさんの人にふだんきもの杏を知ってもらうため

ホームページ一体型のブログをつくりました。

 

商品の紹介やお出かけブログ、お役立ち情報などなど

 

楽しい記事をたくさん載せていきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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はじめまして こんにちは

ふだんきもの杏 店主の小池優子と申します。

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(写真は販売のイベントなどでお世話になっている古町家ギャラリーゆうさんにて 2015年)

 

着物が好きで好きで、ハマりすぎて着物の仕事をしたい!

と思うようになり、あちこち渡り歩いて勉強させていただき、

平成26年の4月に独立をしました。

 

独立前に勤めていたお店で

たくさんのお客様に出会い

ベテランさんに色々教わることもあり、

初心者さんにはコーディネートのお手伝いをして、

また撮影関係のお衣裳の相談にのったりと楽しい日々を過ごしておりました。

しかしそんな日々の中で、まだまだ着物に対して
「着付けが難しい」「しきたりが厳しい」「着物と帯をどう合わせていいかわからない」
などの声が聞かれることを残念に思っていました。

 

また、着物を着て出かけていると

「結婚式ですか?」(カジュアル着物を着ているんですけどね)
「お祭りでもあるんですか?」(浴衣じゃなく着物を着ているんですけどね)

「どうして着物なの?」(どうしてと言われても・・・汗)

などと言われるんです。

 

とにかく着物に縁がない人からみたらこういう風に思われるんだなと。

そこで、特に私と同じ年代、特に20代~30代の女性たちに

気軽に着物を手に取ってもらえるように、

もっと着物を身近に思ってもらえるように、
活動をしたいと思い、独立を決意しました。

「着物だって洋服と同じ、自由に着ればいいんだよ!」

とたくさんの人に伝えていきたいです。

 

また、このブログではかわいい帯結びや着物を着る上でのお役立ち情報を

たくさん載せたいと思います。

 

すでに着物を着て楽しんでいただけている方にも役に立つお話がきっとあります!

 

ほとんどが、私の着物生活の中で困ったと感じ、

それについての対処法やアレンジを考えた内容です。

 

特にぽっちゃりさん関連の情報は多いですヨ(笑)

 

 

 

 

私の着物歴について

 

 

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私の着物の始まりは成人式。

七五三で着物を着ることはなく

日舞や茶道など習う機会もない田舎に育ち、

着物に全く縁のない10代でした。

 

成人式では母と祖母が選んできたピンクの振袖。

自分用に誂えてもらったことがとてもうれしかったです。

 

その後実は母が着物を持っていることが発覚!

家業のためか、着物を着ている姿を見たことがありませんでしたが

独身時代には結構着物を着て楽しんでいたようです。

 

それからお正月に着物を着せてもらうようになりました。

そして自分用の小紋・名古屋帯を誂えてもらいました。

(気に入った小紋は30過ぎたら絶対着られないからやめなさいと

店員さんにも母にも言われましたが、30過ぎても着ています。

まさかこんな自由スタイルに変化するとは夢にも思わず・・・)

 

2008年冬(24歳)

まだ学生だった私は、働くようになったら着付けを習おうと決意していました。

就職の後、6回で終了する無料着付け教室に通いました。

 

終了後ほとんどの人が有料のコースに進む中

お金がかかるならいいやーーと私は丁重にお断りし

次の無料教室を探します。

 

この時は、全6回で浴衣から二重太鼓まで全てをさらっと

一通りこなした感じで、特に試験もなかったのでなんとなく時間が過ぎ、

これで自分で着られるぞ!という感じではなかったんですね。

 

次の無料教室は、CMでおなじみの(笑)某大手無料教室でした。

 

こちらでは色々苦い思い出もありますが、勉強になることも多く

週1回のレッスンに通いつつ、自宅での復習も欠かさず行っていました。

 

高級な帯も買ったりしちゃいました(汗)が

ここで恩師とも呼べる着付けの先生に出会い、

着付けをしっかりとマスター。

 

その教室が終了するころ、私は当時の自分の仕事について

壁にぶち当たっておりました。

 

実は税理士の専門学校に行き、税理士事務所に勤めていた私。

ずっと自分には向いていないと思いながら

他にやりたいこともなく、続けるしかないと思い

勉強して就職して・・・

 

就職してみるとますます向いていないことがわかってきました。

 

そんな時に着物の魅力にハマり、信頼できる先生に出会い、

私の「思い込んだらまっしぐら!」な性格も手伝って

着物の道に進むことを決断しました。

 

たった一年で退職すること、着物を生業にすること

両親には反対されましたが、私の人生は私で決める!と突き進んでしまいました。

(今はちゃんと認めてくれて応援してくれています。)

 

先生の元で一級着付け講師まで資格を取得し、いざ!着物の仕事をしよう!

 

着物の仕事!

 

着物の仕事!!

 

着物の仕事!!!!

 

・・・着物の仕事

       どこーーーーーー!????(@◇@)

 

 

そうなんです。

着物の仕事ってどこにあるんでしょうね?

 

当初、先生が例の無料教室で働けるようにしてくれると

おっしゃっていたのですが実際には空きがなく働けませんでした。

(そこに入らなくて結果的には良かったと思いますw)

 

 

着物の仕事を探すのは大変でした。

(ハローワークなどで、なくはないのですが自分に合うところとなると・・・)

押し売りみたいなことはしたくないし。

着付士としては、そこの流派を学びなおしたりしないといけなかったり。

 

1年間、短期の派遣(すぐに辞められるように!)で3か月くらいづつ転々としながら

地道に着物の仕事をさがしていました。

 

2009年夏(25歳)

そんな時、某SNSで出会った着付けチーム。

とあるSNSで着付けチームのグループを発見したんです。

 

月に一度練習会をやってるとのことで、見に行ってみたところ

振袖の着付けをすごい勢いでやっている皆さんが!

若いのに理論的な着付けをする先生に惹かれ

そのチームに参加することにしました。

 

先生に、某大手レンタル着物店での仕事も紹介していただき

晴れて「着物の仕事」に足を突っ込むこととなったのです。

 

着付けチームはその着物店の着付けを担当するチームで

同じようなチームがたくさんあるのですが、

主に成人式や大学での卒業袴の予約会や当日の着付けの仕事をします。

 

お店に行ったりチームの仕事をしたり(他にバイトもしてました)

忙しい日々を過ごしながら、先生には目を掛けていただき

成人式や卒業式では1年目ながら特別に着付け補助も少し任せてもらい

 

2年目にはもっともっと仕事を覚えるぞ!

 

っと思ったところで諸事情によりお店を抜けることになりました。

(その後就いた仕事が忙しくチームも抜けることに。)

 

また着物の仕事を探す日々に逆戻りかぁーーー(´Δ`)

 

2010年夏(26歳)

その頃、着物の販売イベントで知った「リサイクルきもの福服

 

浅草店に行ってみると、なかなかリーズナブルなお値段で

たくさんの着物を扱っているではないですか!

 

それまでヤフオクでちみちみ安い着物を手に入れていたので、

リサイクル着物店というものを初めて知ったのです!

 

うぉーーー!!いいな、ここで働きたい!

 

「思い込んだらまっしぐら」発動です。

 

こういう着物屋さんって多分ハローワークとかに求人出すことは

ないだろうと思った私は、とりあえず福服の社長に手紙を出すことに。

 

着物への思いや福服の精神への賛同など、とにかく私の気持ちを

数枚の便箋にしたため、履歴書を添えて送ったのです。

 

福服の社長から電話があり、「今は空きがないけどとりあえず会いましょう」と。

 

またまたここで素敵な出会いが。

話をした結果、とても気に入ってくださり

空きはないのにねじ込んでくださいました(笑)

 

浅草店では、ベテランのおばあちゃまがメインでお店を回していらしたので

そのサポート役としてお勤めさせてもらうことになったんです。

 

その後、スタッフの入れ替わりもあり、

お店をメインで取り仕切らせていただくようになりました。

 

福服では、一人でお店番をするため

混雑したときには目が回りそうな忙しさになることもありました。

 

土地柄、外国人の相手をすることもあり

 

オーケー、オーケー、ユー トラーイ!
(試着していいよー、と言ってるつもり)

ワーーオ!イッツ クール!

(うん、似合ってるよー、と言ってるつもり)

キモノ イズ トゥー ローング!

ビコーズ タック アンド アジャスト アット ザ ウェスト!

(着物はおはしょりで調整するからすごく長いんだよー、と言ってるつもり)

 

・・・こんなレベルの英語で対応したり

 

着物のお出かけサークルを作ってみたり

 

半幅帯のレッスンやコーディネート勉強会をやってみたり。

 

いろいろな経験を福服でさせてもらいました。

 

そんな毎日の中で

もっと私らしい着物を売りたい

私らしい自由な着方を発信したい

と思うようになっていきました。

私が本当におススメしたいデザインやコーディネートを

もっともっと紹介していきたい

私にしかかできない仕事がしたい

 

そう思って独立を決意しました。

 

福服に入って約3年半でした。

ここでもまた、母には早すぎると猛反対を食らいました。(笑)

 

2014年春(30歳)

福服では3年半勤めさせていただき、

楽しくお話しさせてもらえる常連さんもたくさんいました。

後ろ髪を引かれる思いもありましたが

普段の着物をもっともっと知ってもらうため

私にできることをしようと思い福服を卒業しました。

 

今年(2015年3月)で15周年を迎えた福服の背中を追って

私も1周年を迎えることができました。

 

まだまだふだんきもの杏を知ってくださっている方は少ないですが

これからも精進していきたいと思います。

 

こうして改めて振り返ってみると

 

講師のお免状を取らせて下さったK先生
振袖、卒業袴の着付けを叩き込んで下さったO先生
そして福服の福田社長

素晴らしい先輩方との出会いに感謝です。

 

2015年4月29日

HPブログ運用スタートした日の記録。

 

 

*****************************************

追記。ここからはふだんきもの杏の記録を追加していきたいと思います。

 

2016年秋(32歳)

福服時代から5年ほど住んでいた墨田のアパートから吉祥寺に引っ越してきました。

目的の一つは現・主人との同棲でしたが、もう一つは、お客様に来てもらえるようにするため。

 

墨田のアパートは1DKでしたので、生活スペースはほぼなく、近くに倉庫まで借りていました。

私はネットショップがやりたいわけではなく、お客様と直接お話をしたかったので、

たとえ自宅でも専用のお部屋を用意して、人が来てもいいような環境にしたいと思っていたのです。

 

ちょうどその時、彼に結婚もそろそろ考えてほしい時期でしたので

二人で住めて、着物部屋も用意できる一軒家を探し始めました。

 

あちこち見た結果、希望の一軒家ではなかったのですが

奇跡的に吉祥寺に予算内に収まって、なおかつお店的なことを許可してもらえる

お部屋が見つかったのです!

 

広くはないのですが結果的に吉祥寺を選んで本当によかったです!

吉祥寺って、知らない人ほとんどいないですからねぇ~。

 

そして、この吉祥寺のお家で、毎月「フリーオープンデー」を開催したり、

オープンデー以外にも、ご予約をいただきご相談に乗ったり着付けレッスンをしたりと

活動にも幅が出てきました。

狭いお家で、「きものバスケット」を開催したこともありましたね。(2017年3月)

 

 

ちなみに、2017年の11月に、無事結婚をしました。

 

 

2018年春(34歳)

人間ってどうしてか、欲深いもので・・・

年明けたくらいから私はお店が持ちたくなりました。

 

主人は、賛成しているようで実際は反対しているなという感じでした。

そりゃあそうですよ、一大事ですからね。

 

私自身、ずっと店は持ちたいと思いながら自宅営業していたのは、

「覚悟」ができていなかったからだと思います。

 

その覚悟がこのころできてきたというか。

 

現実的にお店の家賃の相場ってどれくらいなのか、とか

月にどれくらい売っていけば採算がとれるのか、とか

ちゃんと考えたことはなかったですからね。

 

試しに空き店舗をネットで探してみたら、吉祥寺はそりゃ高いです!(笑)

でも、やっぱり吉祥寺でやれたら最高!

 

さあ!ここでまた「思い込んだらまっしぐら」発動です。

 

いろんな物件サイトを見ては、実際にどこなのか外観だけでも見に行ってみたりしながら

主人にも時々打診しながら(まだちゃんとOKは出てませんでした)

出逢ったのが今のお店。

 

実は、結構前から空いていた店舗のようで初めに中を見せてもらったのは2月ころだったかな。

まだ主人がOKしてくれていなくて、でも気になって見せてもらってすごくイイと思いました。

 

主人に話したら、家賃高いんじゃない?と一蹴され一旦あきらめました。

(吉祥寺しかも徒歩1分圏内で言ったら最安レベルですけどね!)

 

その後もいい物件は見つからず、もう一度まだ空いてるかを確認したのが4月ごろ。

 

その時すでに空いてから半年ほど経っていたようなのですが、まさかの「空いている」!!!

 

店舗物件って、お店が閉まる3か月くらい前からもう募集が始まるようで、

大抵すぐに次のお店の工事が始まったりするものらしいのにまだ空いてるなんて

これは私を待っている!!!!と勝手に解釈し、(笑)主人を口説き落としました。

 

無事に主人のOKも出て、晴れて吉祥寺店OPENとなったのです!

ネットショップから初めて5周年の年に実店舗オープン。

まだまだ、お店を知ってもらうのはこれからですが、吉祥寺という土地柄は

本当にいろいろなところから人が集まる場所なので、たくさんのお客様に

来てもらえるよう、広報活動頑張っているところです。

 

 

2018年10月1日

お店を5/25にオープンして、4か月ほど経った日の記録。

 

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2020年9月(36歳)

 

吉祥寺でお店を開いて約2年。

 

吉祥寺という着物に縁遠い街。

私の知る限り約3年ほどで4点のきもの屋さんがなくなりました。

リサイクルの着物業界も競争が激しいです。

 

それでも遠くからたくさんの人が買い物に来る街。

 

少しづつ、お客さんが増えてきたころ・・・

 

 

そう、あの災厄が日本にもやってくるのです!

 

2020年の年が明けてから世界中を震撼させた

COVID-19!新型コロナウイルスです!

 

2か月の営業自粛。

 

それが明けてからもお客さんは激減しました。

 

夏に入ってもコロナ禍の収束の兆しが見えませんでした。

 

夏の花火大会も、着物のイベントも、中止。

気軽に出かけることすら難しい世の中になってしまいました。

 

給付金など国からの助成はありましたが、

このお金で家賃を払い続けても、いつ元通りになるかわからない。

それだったらこの助成をお客様に還元できれば。

そう思って、お店を閉店することを決めました。

 

お店を閉めて、長野の地元へ帰る。

お店の家賃がなくなる分、着物の販売価格をぐっと安くする。

そう決めたんです。

 

幸い旦那氏がフリーランスのプログラマーで、東京という場所に

固執しない性格というのもあり、快諾してくれました。

 

四度目の「思い込んだらまっしぐら」発動です。

 

閉店を考え始めたのが7月。

ちょうど自宅の更新期限が9月末でしたので、それに合わせて

お店をすぐに閉めることになりました。

 

慌ただしく閉店セール、店舗と自宅の引っ越しを経て

10月の終わりに長野での新生活を始めました。

 

私の地元とはいえ、寒くて寒くて寒くて・・・

とにかく寒い時期を迎えていろいろ大変ですが、

穏やかな日常を旦那氏と、実家の家族とともに過ごしながら

お仕事を頑張っています。

 

「超」の付く田舎で、着物を着る機会が全くないのが今の悩みです。

 

 

2020年12月。引っ越してきて、ようやく落ち着いたころの記録。

 

 

 

 

 

 

 

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